10 — COMPENSATION
役員報酬63,000円の理由
役員報酬63,000円。それでも、この会社を大きくしたい理由。
MONTHLY EXECUTIVE COMPENSATION
¥63,000
代表取締役 月額役員報酬(2024年の設立時から)

2024年5月7日に法人化して、株式会社ホームマートになった。その設立のときから、代表である私の役員報酬は月額63,000円にしている。
妻はフルタイムで会社を支えてくれている。朝早くから夜遅くまで、時間に関係なく一緒に働いて、それでも給与0円のまま手伝ってくれている。夫婦で会社をやっているのに、生活費として会社から大きなお金を取っていない。この働きに見合うものをまだ渡せていないことは、わかっている。感謝しかない。
「それでどうやって生活が成り立つのか」と聞かれることがある。答えは単純で、20代前半までに作った貯金を、少しずつ切り崩しながら生活している。その頃から、自分のためにお金が欲しいという気持ちが薄れていった。いまは何不自由なく生きさせてもらえている、という感覚でいる。
誤解しないでほしいが、無理をしているつもりも、我慢しているつもりもない。自分に使うより、仕事と人に使いたい。ただそれだけの話だ。創業期の会社運営として、自分たちの価値観でそうしている。
使えるお金があるなら、自分に使うより、仕事に使いたい。若い子たちに夢を見せられる会社に使いたい。
この会社を設立した理由は、自分の収入を増やすためではない。この会社が人のためになること。家のことで困っている人を助けられること。建築業界で減り続けている職人を育てること。若い人たちに、この業界には夢があると伝えること。そのためにつくった会社だ。だから、役員報酬を上げる考えもない。
いま、建築の現場から職人がどんどん減っている。若い世代はスマートフォンやSNSで「簡単に稼げる」という情報に触れる機会が多く、現場仕事や職人の道を選ぶ人は少なくなった。だからこそ、家づくりや職人仕事にも夢があることを、実際に見せたい。使えるお金は、できる限り仕事のため、人材育成のため、会社を強くするために使いたい。
不動産も建築も、本気で取り組めば稼げるし、人生を変えられる、夢のある業界だ。この業界で起業したい人を増やしたい。社会に必要とされる若い人材、家の困りごとを助けられる人材を育てたい。そのために、自分の人生と会社のお金を使っていく。自分の収入を上げるために、この会社をやっているわけではない。家のことで困っている人を助けられる人間を育てることが、これからの自分の仕事だと思っている。
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