09 — MINDSET
お金の使い方と仕事観
自分に使うより、返したい人がいる。
PRIUS 30 / SINCE 2015
260,000km
2015年に買ったプリウス30。2026年7月時点で走行距離26万kmを突破、いまも現役。

私はいまも、2015年に買ったプリウス30に乗っている。走行距離は2026年7月の時点で26万kmを超えた。それでも他の車に興味はないし、乗り換える気もあまりない。服は、学生時代に祖父母に買ってもらったスウェットをいまも着ている。食事はコンビニのおにぎり2個やパン2個で済ませることも多い。とにかく、自分にお金を使わない癖がある。
社長らしく良い車に乗りたいとか、見栄を張りたいという気持ちが、あまりない。いまは貯金もできて、お金そのものを強く欲しいとは思わなくなった。その代わり、お世話になった人に返すことが生きがいになっている。自分にお金を使うより、世話になった人に返したい。その方が、自分にとっては自然なことだった。
育ててくれた祖父には、LEXUSを買った。見栄ではない。生きているうちに、親孝行がしたかった。それだけだ。
妻は、私が勝手な思いで始めたリフォーム工事にも、何も言わずに付き合ってくれた。だから子育てについては、妻の思い通りにさせてあげたい。子供が生まれたのをきっかけに、家族のための車を契約した。自分は26万km走ったプリウスでいい。でも、家族の車は別だ。
20代は、正直どんな仕事でも欲しかった。でも今は、その人のために本気で頑張りたいと思える人にだけ、全力を出したい。
20代の頃は、正直どんな仕事でも欲しかった。お金を稼ぎたくてこの業界に飛び込んだ人間だから、そこは隠さない。でも、10年以上経営を続けるなかで、お金への焦りや執着は薄れていった。これから死ぬまでは、自分がやりたいことをやるだけだと思っている。人を助けたい。喜んでもらいたい。ただ、嫌な人の仕事まで無理にしたいとは思わない。
いまは「この人のために頑張りたい」と思えるお客様にだけ、全力で向き合いたい。営業する気はない。仕事が欲しいから都合の良いことを言うのではなく、本当にその人のためになると思えば、家族に言うような厳しいことも伝える。
他の営業マンは、仕事を取るため、収入を上げるために営業するのかもしれない。私にとって、そういう時代は20代で終わった。これから先も、一生この仕事をしていく。だからこそ、営業ではなく、自分の能力を高めて、人のためになれる方向に進んでいきたい。